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世界のシワに夢を見ろ! ( 高野秀行 )

 高野秀行著「世界のシワに夢を見ろ!」を読んだ。
 辺境作家高野秀行が『世界のシワ』で体験した爆笑辺境こぼれ話

世界のシワに夢を見ろ!
世界のシワに夢を見ろ!
高野 秀行
小学館 2009-01-08

by G-Tools , 2011/09/02

 お気に入り度:★★★★★

 高野秀行氏は世界の辺境を旅して体験してきたことを本にしている、辺境ノンフィクション作家である。
 その作品はただのノンフィクションではなく、川口浩探検隊を地でいき、辺境で高野氏が見舞われたアクシデントを客観的に観察して、読者が楽しめるように面白おかしく描かれた作品である。
 高野氏の言葉を借りれば、エンタメノンフィクションというジャンルに位置するのである。

 本書は、著者がこれまで数々の辺境を旅してきて本に収録されなかったこぼれ話的な出来事が書かれており、探検部時代の七年と卒業後の十数年に辺境で体験したエピソードが収録されている。

 まあ、面白い話が盛りだくさんなのだが、もっとも強烈なのが『何事も初体験だ[コンゴ]』だ。
 何を隠そう高野氏がコンゴの女性と初体験してしまったエピソードが描かれている。
 高野氏は早稲田大学探検部時代に怪獣探索の隊長としてコンゴへ行ったのだが、このエピソードは怪獣がいるという湖へ出発する前の出来事。
 この甘い体験のあとに訪れる怪獣探索での凄まじい状況を思うと、おかしくてたまらない。
 ちなみに怪獣探索の話は『幻獣ムベンベを追え』として出版されており、他にもコンゴ関連のエピソードがたくさん収録されている。

 他にも「麻薬地帯」として有名なゴールデントライアングルへ潜入?し、現地人と一緒に生活して、種まきからアヘン中毒までアヘンに関わることをすべてやった(『アヘン王国潜入記』として作品化)高野氏が、その帰途のバンコク空港で見舞われたエピソード『コンプリートな男』など、これまでの作品を読んできた人にとってはヨダレ物の作品であり、まだ読んだことがない人にとっては高野秀行の入門書てきな作品に仕上がっている。

 おすすめの作品です。

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