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怪しいシンドバッド ( 高野秀行 )

先日たまたま本屋で目についた高野秀行著「怪しいシンドバッド」を買ってみた。

怪しいシンドバッド (集英社文庫)
怪しいシンドバッド (集英社文庫)
著者:高野 秀行
出版社:集英社
出版日:2004-11
おすすめ度:

 内容は、未知のものを探して世界の辺境へ行く冒険記の数々が詰まった本で、インドでダマされ無一文になったり、コンゴに怪獣探しに行ったり、幻の幻覚剤を求めて南米に行ったり、大変な目に合いながらも辺境へ出かけていく早稲田大学探検部出身の高野秀行氏の冒険ノンフィクション。

 とても読みやすく、読みながら自分もその場にいるように映像が浮かんでくるので、貪るように読み終えてしまった。
 その昔、川口浩探検隊シリーズにはまっていた身としては懐かしく感じたが、フィクションの川口浩探検隊と違って(TVを見ていた当時は大まじめで見ていたが)ノンフィクションの迫力があり、その行動力(辺境へ出かけていく実行力はもちろんのこと、コンゴへ怪獣探しに行くためたまたま電車に乗り合わせたフランス人にフランス語の授業を頼んだりetc)と語学力、豊富な洞察力というか感受力を読者に飽きさせない文章表現力に、高野氏はスゴイなぁと素直に感動してしまった。

 この本を読んだ後、早稲田大学探検部がコンゴへ怪獣探しへ行くデビュー作の「幻獣ムベンベを追え」、文字通り三畳間のアパートで過ごした11年の青春を記した「ワセダ三畳青春記」、さまざまな国籍の友だちとの交流を書いた「異国トーキョー漂流記」を立て続けに読み、あまりの面白さに実質1日一冊ほどのペースで読んでしまった。

 読んだ順番もなかなか良かったようで、「ワセダ三畳青春記」では探検部との仲間との交友や高野氏の生活ぶりを通してなんとなくその人となりが伝わってきて、「異国トーキョー漂流記」ではコンゴへ怪獣探しに行くためたまたま電車に乗り合わせたフランス人にフランス語の授業を頼んだ時のフランス人との交流や公用語とは別にコンゴで広く使われているリンガラ語を習うため、同じ言葉を話す在日本のザイール人に頼んだりなど、「幻獣ムベンベを追え」の裏話的な内容もあり、これらがひと続きの本であるような感じで読む事ができた。

 とりあえず買ってきた本は全てすぐに読み終えてしまったが、現在高野秀行中毒になっているので、すぐに新しい本を買ってしまうでしょう。
 多くの人にぜひ読んでみて欲しいが、その取っ付きとして色々な辺境記がセットになっている「怪しいシンドバッド」がお勧め。

 以下発行されている高野氏の本

執筆順タイトル
1幻獣ムベンベを追
2巨流アマゾンを遡れ
3怪しいシンドバッド
4アヘン王国潜入記
5極楽タイ暮らし
6極楽アジアの気まぐれ旅行(絶版)
 内容は「怪しいシンドバッド」とほぼ同じ
7西南シルクロードは密林に消える (未文庫化)
8ワセダ三畳青春記
9異国トーキョー漂流記
10世界のシワに夢を見ろ! (未文庫化)
11ミャンマーの柳生一族
12アジア新聞屋台村 (未文庫化)
13怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道
14怪獣記 (未文庫化)

 高野秀行オフィシャルサイト

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